まず初めに、身元(身許)調査とは特定の人物の金銭関係、交友関係、素性を調べることです
この身元調査の方法は時代とともに姿を変えていき、今でも多くの手段を用いて行われています。
探偵というと小説やアニメなどの影響もあってか、変装したり張り込みをしたり探偵の7つ道具と呼ばれる特別なものを利用しているといったイメージがあるかもしれませんが、今の時代ではこれらも姿を変えて現実的なものとして存在しています。
そんな現在の身元調査で使用されるツールで、我々も多く利用しているからこそ使用される代表的なものがソーシャルツールです。
このソーシャルツールの主な目的「知らない人と情報共有をすることにあること」が、ツールとして利用できる大きな要素の一つになります。
実際にネット上でソーシャルツールの情報が炎上につながり、個人の特定にまで至った例が多くあります。
ソーシャルツールで自分でも身元調査できるか?
架空の人物になろうと思っても、実際に顔を変えることは大変難しく現実的ではありません。しかし、ネット上では顔の役割をするアイコン画像や名前などは偽装することが容易になります。
調査対象にソーシャルネット上で近づくことも、情報共有をしたい同じ趣味を持った相手を装うことで容易になります。
ネット上で変装するということは小説やアニメのように簡単に行なうことが可能で、また効果も大きいのです。
次に張り込みですが、張り込みといえば車の中で調査対象の行動を把握するために利用されています。
この方法は実際に張り込みをするとともに、ソーシャルネット上の監視でも大きな成果を上げることができます。
時には実際の行動とソーシャルネット上の情報を合わせて調査対象の行動内容を把握したり、実際の行動とソーシャルネット上の情報に矛盾があるようならば重点的に調べるポイントを見つけることができます。
ここまで書いている内容では、ソーシャルツールを利用すれば「自分で身元調査ができる」のではないかと思われるかもしれませんが、ソーシャルツールだけで身元調査するか、一つの道具と割り切って調査するかが自分でやるのとプロとの違いになります。
身元調査は調査対象の金銭関係、交友関係、素性を調べあげるという人生に左右する情報を調べあげることです。
万が一にも間違いがあってはならないものなので、自分で調べた不確かなソーシャルネット上の情報ばかりに頼っているのは仕事として不十分になります。
情報が不確かなことは道具として利用することができる大きな要因であるとともに、信憑性の少なさを表す要因でもあるのです。